振動とは「ゆれ」という事になります。ゆれを測定するセンサには「変位」「速度」「加速度」の3種類があります。変位センサは周波数の低い振動に対して感度が良く、加速度センサは周波数の高い振動に対して、速度センサは中間領域の感度が良くなります。しかしコストや使いやすさの点で加速度センサが使われることがほとんどです。
振動はベアリングや歯車の損傷を精度よく検出します。そのためベアリングケースの外面に設置するのが効果的です。これらの損傷は金属疲労と呼ばれる現象で転がり面や接触面が徐々に剥離していきます。このため振動管理においては長期間のトレンドを参照する必要があります。下の写真はベアリングメーカーのNSK社技術資料から抜粋したフレーキングの例です。写真の状態は末期のものですがSCOPEではかなり初期の損傷を検出できます。(SCOPEの実績<故障防止>を参照ください)
振動について