新着情報
SCOPE
ロート製薬発の設備モニタリングシステム
異常兆候を検出して整備時期を決定する保全手法を予知保全あるいは状態基準保全と呼びます。特に振動による予知保全はポンプや送風機等の動機械の異常兆候検出に大変実績のある手法ですが導入コストの面からあまり広まっていません。
このような状況からロート製薬は安価なモニタリングシステムの構築に取り組みました。異常検知に特化して機能を絞り込みセンサ性能やデータ処理方法を検討した結果、非常に安価でありながら感度の高い振動管理システムができあがりました。(温度、湿度、電流などもモニタリング可能です)
このシステムのサブライセンス権をロート製薬から取得して世の中に広めていく事にしました。
どうか皆様の設備における故障削減や修繕費用の削減にお役立てください。
SCOPEはロート製薬で開発したシステムを江本技研が、さらに改良を加え事業化したものです。SCOPE事業はロート製薬と直接の関係はありませんのでご承知おきください。
五感検査の問題点

属人化と技術伝承
五感検査の精度は経験に大きく依存し、ベテランから若手への伝承はとても困難です。定量的数値で管理できる振動管理は属人化や技術伝承の問題を解決します。

見逃し
このセンサで構築したモニタリングシステムは2社で2千か所以上の測定を実施しています。年間20件程度の異常兆候を検出していますがセンサを設置したにもかかわらず故障したという事例はありません。

過剰整備
重要機器で劣化の定量的判断ができない場合に過剰な整備を実施してしまうケースがあります。振動という設備の定量データで劣化を判断すれば過剰な保全を防止できます。 (クリックすると事例に移動します)
SCOPE
SCOPEによる振動管理のご紹介
ベアリングの振動を傾向管理することで異常を予知
振動センサは、34×34×17mmと小型で多くの場合は、機器のベアリング部に設置します。(ケースに仕込んだ磁石で貼り付けるだけ)センサは5分間隔(標準)でデータをエッジデバイスに送信します。エッジデバイスはセンサデータを成型してクラウドアップします。クラウドは振動トレンドグラフの自動描画と振動が上昇した際に関係者へアラートメールを発信する機能を持っています。
コンセプト【大量のセンサで生産ラインや施設の信頼性を向上させる】
一般的な生産ラインでは定期整備(予防保全)している機器よりしていない機器が多くなります。そのような機器にも「故障したら困る」というものが一定数存在すると思います。このような場合、人の五感(主に異音)で故障を見つけることになりますが、見逃しや過剰な整備のリスクが発生します。
低コストのモニタリングシステム【SCOPE】は大量の振動センサを導入可能です。その結果、故障の削減や過剰な整備の防止を図ることが可能となります。つまり生産ラインや施設に(振動)センサの網をかけてライン全体の信頼性を上げることをコンセプトにしています。
導入事例
これまでに導入した実例です。
ごあいさつ
SCOPEのサイトを閲覧いただきありがとうございます。江本技研株式会社の江本 二郎(えもと にろう)と申します。
私はロート製薬で異常兆候検出に特化した安価なモニタリングシステムSCOPEを開発、故障防止や修繕費削減の効果をあげました。ユーザーが自分で使うために作ったシステムだからこそ一般的な無線センサシステムの1/10のコストが実現できたのだと思います。
有難いことにロート製薬には社会貢献に重きを置き、社員の起業を応援する社風がありました。「世の中に役立つ技術なら広めてきなさい。」という事でSCOPEのサブライセンス権を取得させてもらい独立、江本技研を立ち上げました。
SCOPEを広めて日本の工場や施設の故障削減や修繕費削減に役立ててまいります。
開発者のコラム
会社概要
会社名:江本技研株式会社
代表取締役:江本二郎
所在地:岡山県倉敷市阿智一丁目7番2号 くらしきシティプラザ西ビル8階803号 くらしきベンチャーオフィス3号室


